人生を変える!「コーチング脳」のつくり方
著者名: 宮越大樹
評価: ★★★★★
こんな人におすすめ
コーチングを学びたいと思っている人すべて。
コーチングを学びたいと思い、多読しようと思っています。そのコーチングと名の付く本の中で今のところ1番ですね。
ハウツー的な要素もありますが、ハウツー本ではないですね。理論、エピソード、ハウツーのバランスが良いです。そしてそのこと以上に、コーチングを学びたいと思う気持ちをより強くしてくれる啓発の本としてお勧めしたいです。
感想文
コーチングに、アドラー心理学という学術的ベースがあることを知らなかったのだが、大変興味がわいた。
本著ではアドラー心理学の紹介、引用が多くみられる。理論的なところは読んでいただきたいが、個人的には
『みんな違って、みんないい』
がここに出てきたのは感慨深い。
金子みすゞさん再び登場。 →『金子みすゞ名詩集』感想文
洋の東西を問わず、歴史のタイミングも問わず、真理はつながっているし、すごい人の考えることは似てくるんだなと。
コーチになりたいわけではないので、私の関心事は、コーチングとマネジメントあるいはコンサルティングとの融合にある。
金子みすゞさん的多様性、何度か登場するフィードフォワード、それに『ビジョナリーカンパニー』に代表される経営者のマインドセット、、、。少しずつだがつながってきている感覚を覚える。
ちなみに
いわゆる自己啓発の本はあまり手に取ることがない。うさんくさいから。
この本も「コーチング」というワードがなければ読まなかったな。ということで、書籍タイトルは気に入らないのだが、中身はとてもよかったです。(ひょっとして自己啓発本に対する偏見なだけかも)