心のゾウを動かす方法
著者名: 竹林 正樹 (著)
評価: ★★★
こんな人におすすめ
- 「啓蒙」「啓発」「習慣化」。そんなキーワードで仕事をしている方々。
- チラシやメルマガなどでマーケティングをしている方。特に「インセンティブ」を武器としているマーケッター。
- 本著でたびたび出てくるが、公共機関にお勤めで市民に呼び掛ける仕事をされている方。
- あるいは自分自身の習慣化、怠惰ゆえに定着しない何かに悩んでいる方。
『人を動かす』、『影響力の武器』と近いテーマ。特にこの領域を極めたいというわけではなければお好きなものをどうぞ、という感じか。
感想文
『人を動かす』、『影響力の武器』とも共通する、人の普遍的な心の動き行動原則を説いている本。行動経済学。
内的に使えばピープルマネジメントでもあり、外敵に使えばマーケティングのカテゴリーに入るものと思う。自分自身に使えば自己啓発書のカテゴリーでもあろう。
いずれの書籍もそんなつもりで買ったわけではないのだが、ここで登場する「ゾウ」は私自身であり、よーく理解できる内容。
自分は本当に怠惰で、コツコツ継続することが苦手で、、と思っていたある時、先輩からそんなの当たり前だと気付かされた。誰でもそうだからこそ、その上でどう工夫するかで差がつくのだと。
その方は、人とのアポをとにかく取って、カレンダーに書き込むことで、自ら期限設定していると言っていた。アポ取りだけはサボらないようにしていると。
怠惰なのではなく、怠惰なのに何も対処していないことがアホだと思い知らされた。
偶然にも似たような本が三冊続いてしまったのでいささか食傷気味。この本に罪はないが、感想はここまで。