いつも結果を出す部下に育てるフィードフォワード
著者名: 久野和禎
評価: ★★★★
こんな人におすすめ
- 組織規模の大小を問わずリーダーポジションに就いている人 (経営レイヤーから、初の管理職にチャレンジする人まで)
- 「1on1」なるものをやたらやって、自分の時間が浪費されている気がしている人
- 評価の季節になると気が滅入るすべての管理職の皆様へ
感想文
個人的に「叱る」のが本当に苦手である。
一方で振り返るとあの時叱られて今がある、と言えることばかりで、「叱る」ことの重要性は痛感もしている。 本気で向き合っていただいたからこそ、体罰、パワハラすれすれ(というか明らかに一線を越えていた)でご指導いただいたかつての上司、先輩には感謝しかない。 自分もそうならないととずっと思っていた。
「1on1」が苦手である。
いつの間にか浸透しやがったこのマネジメント手法? 誰も教えてくれませんけど、なんなんだ。
「フィードバック」がまた苦手である。
そもそも目標設定からおぼつかない。理屈ではわかっているつもりでも、組織の目標をブレイクダウンっていうのがなんか好きじゃない。 多職種な職場でますます苦手になった気もする。
自分とは全く異なるスキルセットを持つその道のプロたち。自分の視点・能力の制限がかかっている中でのフィードバックに、会社がとか顧客がとか言っていかにもな正義正論を振りかざしているだけなんじゃないか。
以上、まったく読書感想文ではないし、この本がこれを解決してくれるのかもまだわからない。
ただ、ものすごく心が晴れた気がする。 反省も大事、PDCAの積み重ねも大事。だけど、未来を共有しそこに向かっていくことはもっと大事なんじゃないかと。
誰も成し遂げたことのないことをやりたければなおさらだ。 そんな本だと解釈しました。 今日から使える内容になっているのがいいですね。